「っ………____」




そこには顔を赤らめてしたをうつむいて、友達に引っ張られて歩いている…

メガネを外し、固い三つ編みをほどいた、何も偽ることのない薗花だった。





なんで……外してるんだ⁇





『誰あの子⁉︎』

『すんごい可愛い‼︎』




なんて声が周りから聞こえる。


見るなよ、俺の薗花だっつーの。


俺はたまらず窓を閉めた。





『おい!芙夏‼︎なんで窓閉めるんだよ!』

『もう少し拝ませろ!』




俺は疑問でいっぱいだった。
何で素の姿で学校に⁇


これ以上他の男に見せたくなかった…。





「なぁ蒼要……あれって…もしかして」




自分の席に戻ると圭馬が俺に話しかける




「お前の地味メガネちゃんの珠実ちゃんは、俺が知ってるメイドのたまちゃんだったの⁉︎」




あー、こいつは薗花のことをメイドの姿で知り合ったんだよな