初めて薗花の家に行った次の日も、薗花に家に来るかと誘われた。
俺に気遣ってくれてるのがすごくわかって、俺はすごく嬉しかったんだけど、
薗花の家に迷惑をかけてないかが心配だった。
帰りにもまた薗花のお母さんは弁当を持たせてくれたし…。
本当にありがたすぎる……。
そして次の日の今日も普通に学校に来た。
「おはよう蒼要。」
「はよー…」
圭馬にいつも通り声をかけられ、挨拶をする。
「なー、蒼要。
結構広がってる噂なんだけど、知ってる⁇」
噂⁇
いきなり圭馬が小さい声で話し出すから何かと思えば……。
噂⁇俺は何も知らないが……。
と、知らないことを示すために首を左右に振った。