「今珠実の過去をちゃんとわかろうとしてくれてる人がいるんだから。
それを隠す必要なんて、あるかな?」
ずっと分厚い眼鏡で隠してきた傷。
気にしなくていいと言われた今、隠す必要なんて…………ない。
「ね、珠実。
すぐには難しいかもだけど、考えてみて?
珠実が可愛くなりたいって言うなら私が協力するから‼︎」
「ありがとう……心愛」
そうして、私は明日から眼鏡を外すことを決心した。
もう自分を偽ったりしない。
堂々と生きて行く‼︎
そしてその日の放課後、私はまた図書館6階に行ってみた。
すると、また当たり前のようにソファに寝転ぶ芙夏君がいた。
芙夏君は私を見るとびっくりしたみたいだけど、どーした?と聞いてくれた。
「芙夏君………昨日…誰と帰ったの⁇」
「は⁇」
芙夏君は口をポカーンと開ける。
「いや……一緒に帰ったじゃん…」

