地味女と優しい王子の共通点






「そんな名前じゃねーよ!
確か薗花っていったはず!
薗花って名前の超美人な子‼︎」





やっぱりソノチャンは薗花珠実だったか。





「知らねーよそんな奴。
何かの間違いじゃね?
ほら、あの子とか可愛いだろ〜?」





圭馬は誰かわからず適当に可愛い子を指差す。





「いや、薗ちゃんの方が可愛いね。
圭馬でも知らないとなると、一体どういう子なんだろ……」





どういうわけか、瀬良田さんは薗花をしって、探してるってわけか。




「何で会えないんだろ、同じ学校のはずなのになー」




ドンッ




瀬良田さんが後ろに下がった勢いで、歩いて来ていた女子にぶつかった。





「うわっ!ごめんね、僕の不注意で〜」




それは薗花だった。





「あ、いぇ…私もよく見てなかったので……」





「あれ……君の声……どこかで……」




「あ、……せら……」





「珠実ー?大丈夫⁇いくよ!」





「うっうん!すみませんでした」