メイドで……
たまちゃんてよばれてて……
キスマークが胸元にある……。
薗花⁇
「え、街詰のメイドやってたのか」
「え、何の話⁉︎」
圭馬の話なんか無視。
街詰のあの厄介な息子…そうだ、紫苑………。
あいつが薗花のことを……ねぇ……。
「すごくいい子だったなー、いれてくれたコーヒーもまじ、俺の好みぴったしだったし」
薗花…料理もできるんだな……。
少し食べてみたいと思った俺は重症だな……。
「あーー、もっかいたまちゃんに会いたい!」
「お前には無理」
「は⁉︎なんで⁉︎
てか蒼要、たまちゃんのことしってるの?」
「少しな……」
少しじゃなくて……すごい知ってる。
「なんだー、知ってるのかよ!
おもしろくねーぞ!」
やっぱり怒っている圭馬は無視。
「あ、瞬だ。珍しい…。」
瞬とは、圭馬のうちに長く仕える執事さんで、1個上の先輩。
瀬良田瞬さんだっけ。
かなり優秀な執事で、
圭馬とは本当に仲がいい。
顔もイケメンだから、学校一カッコいいと言われてる。

