地味女と優しい王子の共通点






隣からいきなり笑い声がした。




「仲がよろしいんですね。
見ててとても微笑ましいです。

改めて自己紹介させていただきます。

薗花さんと同じ学年の友達の芙夏蒼要です。
今日はお食事に誘っていただきありがとうございます」





そう言って深々と頭を下げる芙夏くん。




「あらあら、ご丁寧にねー♪

お父さんなんかよりもよっぽど大人だわ♪♪」




あれだけ泣いて叫んでいたお父さんも今は唖然としている。





「どうぞゆっくりしていってね♪蒼要君♪」




お母さんはそういうと準備準備〜♪と言って、食卓にご飯を並べ始めた。




一瞬でまがまがしい空気が漂っていたリビングは、芙夏くんの大きな笑い声でいつもの温かい雰囲気に戻っていた。