「だから君が何かしたとかじゃないんだよ」
はい、私の勘違いだったってことね。
「実はね、新しいメイドが見つかったから、君を解放しようと思ってね。」
「あ……見つかったんですか……」
「実は君より有望なメイドを探してたんだがね、なかなか見つからなくて……時間がかかったんだよ」
そうだよね、急にやめてしまったメイドさんの代わりに私が働きに来たんだもんね。
「まぁ君より有望なメイドは見つからなかったんだけど、
君をずっと縛り付けておくわけにはいかないからね。」
社長さんなりの優しさと言うんだろうか。
まぁ私は別に何も気にしてないんだけど。
「本当に今までありがとう。
今日はみんなに別れの挨拶をしなさい。
仕事は何もしなくていいよ」
今日でこの仕事も終わりか……。
長いようで短かったな。
でもこんな体験滅多にできるものじゃないし、私にとってはかなり勉強になった。
「こちらこそ、こんな機会を与えていただき、ありがとうございました。」

