地味女と優しい王子の共通点






「誰かに付けられたんだ?
俺が先にマーキングしてたのに…」




芙夏君と同じようなことを言っている気もするが……




「気に入らない……」




「ちょっわっ」




いきなり正面を向かされ、抱き合っている状態。
いや、抱きつかれてる?



そして、紫苑様の舌が私の首に…。




「っし………しっ紫苑様っ……」



いっこうに止まりそうもない紫苑様が少し怖くなってくる。

どうしようっ、何されるんだろっ……。





次第に紫苑様の私の背中にあった手は私の体全体に移動する。




「っ紫苑様っ、//」




足がガクガクして倒れそう





「もう離さないから……」




紫苑様がそう言って、私の胸に手が伸びて来たと思った瞬間、