そうして、作業が開始された。
基本的に私がするのは文法間違い。
まぁ芙夏君の文章も立派過ぎてただ読むだけの作業なんだけど……。
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ん………あれ、⁉︎
私、もしかして寝てたの⁉︎
伏せて寝ていたようで資料がグチャグチャになりかけている。
ふと伏せていた顔を上げると芙夏君と目があった。
「起きた?」
私手伝いに来たのに寝ちゃうなんて……
「ごめんなさいっ……」
「謝らなくていいのに」
そう言って優しく笑いかけてくれる芙夏君は本当に優しい。
「………薗花………その絆創膏、なに?」
「えっ⁉︎」
あー……紫苑様に付けられたあとを隠してるなんて言えない……。
てか芙夏君に君に一回忠告されたよね…
「外すよ?」
「だめっ」
ピリッ

