杉浦家が街詰家に来た土日は忙しくて、

月曜日の今日、学校に行くのが本当に久々な気がする。




「珠実!おはようー!
ってなにその疲れたって顔……

眼鏡してるからいいけど超ブサイク」




心愛さん、相変わらず一言余計です…。

でも本当に疲れて私は言い返すこともできなかった。




「あら、言い返せもできないほど疲れてるんだ?


ってなにその胸元の絆創膏……」





心愛が言っている私の胸元の絆創膏。

第一ボタンまで閉めてもどうしても見えてしまう紫苑様に付けられた虫に刺されたあとのようなもの。


隠せなくてしょうがなく絆創膏をはったのだ。




「紫苑様が……ね、」




「紫苑様って……あー、バイト先のガキ?」




ガキ……確かに年下ですがお口が少々悪いです、心愛さん。




「もーここまで来ると相当ね、
ボタン開けたらもっとあるんだ?」




心愛さんにはなんでもお見通しのようです。




「呆れた。
珠実は好きなの?その人のこと」




「好きって………ただ働いてるだけだし…」