「………………」




そう言うと固まってしまった紫苑様。




「もういいや、珠実。
こっち向いてくれる?」




そう言うと少し解放された私の体。
そして紫苑様の方に向き直す。




「なんですか?


やっ//ちょっとっ!」




チクッ





またこの痛み……芙夏君に見られたやつかな?




チクッ





「んっ紫苑様っ……」




微かな痛みがこの後も数回続き、やっと解放された。




「珠実ってエロいよね……」




紫苑様だけには言われたくない。




「紫苑様に言われたくありません」





「いや、俺のエロさと違うけど……

絶対落としてみせるから、珠実のこと」




は?




そう言って紫苑様は自分の部屋に戻られた。

そして私もそのあと家に帰った。



そしてお風呂場で自分の胸元を見て驚き、悲鳴を上げたことは言うまでもない。