「ふぇっ⁉︎
ちょっおやめください!」




ふと足元を見るとまためくられている私のスカート。

短過ぎてめくられていることにも気づかない。




「俺が今度下着をプレゼントしてやるよ」




「絶対いりません!」




紫苑様は面白がり過ぎ!

まだ私を後ろから抱きしめてるし、
遊ぶのもやめて欲しい!





「珠実……いい匂いする…」




「っ……」




首筋に顔を埋められてすごくくすぐったい。




「しっ紫苑様っ、おやめくださいっ…」




「珠実、いつまでするの、メイド」




顔をうずめながら真剣そうな声に変わる紫苑様。

そんなこと私も知らない。




「次のメイドが見つかるまででしょうか……?」




「………珠実、部屋においでよ」




部屋?
掃除してとでも言われるのだろうか。

でもそんなことなら今言えばいいのに。




「お掃除ですか?」