「街詰家長女の茉由です。
今日は来ていただきありがとうございます。」
「杉浦家長男の圭馬です。
こちらこそお呼びいただきありがとうございます。」
「まぁまぁ2人とも、そう固くならないで、気楽に話そうじゃないか」
2人の自己紹介が終わると話し始める社長さん。
そうするとみんな席に座った。
「こちらはお嬢さんがお作りになったんですか?」
「はっはい……お口に合えば……」
圭馬様のお父様の質問におずおずと答えるお嬢様。
そうして全員が一口食べる。
圭馬様も不安げに………。
すると、
「おっ、おいしい………」
「え、圭馬、食べれたのか?」
「あぁ……うまいよ、父さん」
お嬢様と社長さんは圭馬様と圭馬様のお父様との会話について行けていないご様子。
「あのー……どーゆうことでしょうか……?」
社長さんが痺れを切らしてすかさず聞く。

