ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
「つ………疲れた……」
やっと今日の仕事が終わった。
かれこれ、杉浦家に来て、3時間は経っている。
時間はもう8時を過ぎていた。
ずっと作り続けてたんだよね…。
長かったぁぁぁ!!
3時間、私は圭馬様の反応を確認して、作る、の繰り返しで、全く休んでいなかった。
明日も学校だし、早く帰って寝よう…。
そうして、出口となる門に向かっていた。
「薗花さーーーーん‼︎」
後ろから大きな男の人の声がする。
私⁉︎
振り向くと、そこにはさっき出会った執事の瀬良田さんがいた。
「こんにちは……」
私服…というより、学校の制服に着替えていたのですぐにはわからなかった。
そして、一番驚いたのが、同じ学園の制服を着ていたことだった。
「わ、薗花さんって、俺と同じ学園⁉︎
咲愛羅学園の生徒なのかい⁉︎」
瀬良田さんも、私が制服で帰っているので、目につき思ったのだろう。
そして、結構驚いている。
なんで?
でも私、学園内で会ったことないかも…。
「まさか同じ学園なんてね。
学園で見たことないや……、え、本当?」

