茉由様のお見合いも明後日と、日に日に迫ってきているのに伴い、お家の方も賑やかになってきました。


お見合い……顔合わせって言った方がいいのかなぁー?


とりあえず、茉由様と相手の方との顔合わせは、茉由様がお料理全てを作るとなったことにより、ここ、街詰家のパーティー室というところで行われることになった。



そして、私は茉由様との料理の特訓により、紫苑様とは最小限顔を合わせなくなった。

芙夏君との約束はよくわからなかったけど、これでいいよね?
触られなかったら大丈夫なんだよね?




てか、今は紫苑様のことより、茉由様のこと!
茉由様はあまり料理がお得意ではなかったようだけど、覚えは早いみたいで、私が教えたパーティー料理はもう全てマスターした。
これならきっと大丈夫。

あ、私は料理には自信があるから、大丈夫♪
お母さんも父親も基本家にいなかっなから、料理を覚えたんだよね。



「珠実さん……ちょっと……」