「帰ったら、胸元を見るといいよ」



「はぁ…」



よくわからないけど、とりあえずこれで終わりなのかな?
私は早くこの体制をどうにかしたい…。




「今日はこれくらいにしといてやる。
覚悟しとけよ?」



な、何を覚悟したらいいの?

もぉっ‼︎
私には紫苑様の言っていることは理解できません!



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あの後、家に帰り、私は疲れ切ったのか、すぐに寝た。



そして、今は朝の休憩時間だ。




「そりゃぁ大変だったことで…」




「もぉっ!本当に驚いたんだよ?
帰って、胸元見たら赤くなってるし!
何なのこれ?虫に刺されたみたいなんだよね」



私はとりあえず心愛に昨日の出来事を話していた。
私にとって、昨日の出来事は謎だらけだから。




「えっ!?
虫に刺されたみたいって…あんた‼︎」



ガバッ‼︎‼︎‼︎‼︎



「キャァッ‼︎何すんのよ‼︎」




心愛は私のカッターシャツを、首元が見えるようにグイッとしたに引っ張った。




「これ……紫苑って奴に付けられたの?」



「……多分ね?
でもどうやってつけたんだろう…」



そういうと、心愛は呆れたという顔をした。