「へぇー……」
「いつまで?」
「明後日…」
「お前にこの分厚い四冊が読みきれるかな…」
男はそう言ってニヤニヤする。
な、舐めやがってぇー‼
「読めるもの!」
「ほぉー、じゃぁお前の課題研究、楽しみにしとくな??」
「え??クラスが違うのにどうやってみるの?」
「選ばれた作品なら全生徒の前で発表だろ?」
「そっ、そんなのに選ばれるわけないじゃない‼」
「俺が選んだ本で選抜逃すなんてあり得ない。
もし選ばれなかったら、お前の文章が良くないってことだな」
「なっ、なっ、なっ、‼
この本がそんなにいい本って保証はないでしょ!?」
「俺はこの本で…選ばれたから、クラスから」
何なの何なの何なの…この人…

