ん?坊っちゃま、顔が赤いですよ⁇
今日は暑かったのかな?
「顔がお赤いですが、室内は暑いですか?暖房、消してきましょうか?」
この家は春だというのに暖房を付けていると、さっき新実さんから聞いたところ。設定の仕方もさっき、ちゃんと教えてもらったもんね♪
「違っ……////
もういいっ、部屋に行く、飲み物を持って来い。」
「はいっ‼」
私は大きな返事をした。
坊っちゃまは赤いまま行ってしまったけど。
あれ?気のせいかな?
メイドさんも少し固まっている。
まぁいっか♪
お嬢様が帰ってくる前に早くジュース持っていこ♪
…………
「紫苑様の顔見た?」
「見た見た!真っ赤だったわ‼」
「あの子……」
「天然ねぇ…」
「可愛い子ですものね」
「紫苑様の餌食かしら(笑)」
という、メイド達が会話をしていた事を、珠実は知らない。

