「うん、それはいいけど….、
バイトを最優先しなさいねー？
珠実が今、一番しないといけないと思う事をやるのよ！？
お嬢様の尻に敷かれるようなことになっちゃダメよ？」
「敷かれるって……。
敷かれて当然の存在だから仕方ないよ」
「まぁ……そうだけど…」
「大丈夫だよ♪
私、ちゃんと働くから♪」
「そうね…まぁ、頑張ってね。」
「うん‼」
なぜかわからないけど、心愛が呆れてる。
「さ、席に戻りなさい。
先生きてるわよ？」
「えっ、⁇」
教室の前を見ると、数学の先生が来ていて、教室で、一人立っている私を睨んでいる。
まだチャイム鳴ってないんだからいいじゃん‼
怖い怖い怖い。
わかったよ、座りますよ。
座ればいいんでしょ!?
カチャ
私は素直に自分の席に座った。
そして、チャイムが鳴った。
