「すげぇ、敬語!!
言葉遣い綺麗すぎだな!!」
圭馬が感心するなんて珍しい…。
圭馬自身が頭いいからなぁ…。
まぁ、薗花の日本語も、綺麗なのは前から知ってたし…。
いや、最近知ったのか。
「礼儀正しいんだな、………。
ん、そういえば、」
なんだなんだ、だんだんと圭馬がニヤニヤしてきたぞ…
「課題研究一人、頑張ってな⁇
放課後の楽しみは見事なくなりましたー♪」
ニヤニヤしながら嫌味っぽく俺にいう。
そんな事、俺が一番よくわかっていた事だ。
「わかってるっつーの、見とけよ?
前よりも素晴らしい発表にしてやる。」
「はいはい、せいぜい頑張って?学年トップさーん」
「俺じゃねーし、」
そうして、その日は終わった。

