「ん?どうしたんだ?」
何だよ何だよ何だよ…………。
「もう最悪。」
「何だよ、言えよな、」
圭馬がイライラしてきた。
「課題研究……一人でやることになった。」
「は?
何それ、そういう裏切るような子だったの!?」
「違ぇよ……なんか……
【こんにちは、薗花です。
いきなりメールしてしまい、申し訳ありません。
今日、メールさせて頂いたのは、課題研究の事について、少しお話があったもので。
実は、昨日決まった事なのですが、父の会社の社長さんからのお願いで、一時的にバイトをする事になってしまい、
HR後は、すぐにその家に向かわないといけない事になりました。
そして、そのバイトは急ながら今日からなので、課題研究ができそうにもありません。
理科の先生にはもう話も通してあります。
誠に勝手ながら、申し訳ありません。
お役に立てないかもしれませんが、私の課題研究で、参考になるところがあれば、使ってくださって結構です。
課題研究、スピーチ頑張ってください。】
だってよ……」

