地味女と優しい王子の共通点





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次の日




あの後は、普通に帰った。
また課題研究の事を決めるために集まろうって約束をして。



送ろうか?って、ちゃんと聞いた。
いつもは女子の方から送ってよ、って言われるのに。

今ならあいつらの気持ちもわかる気がする。
少しでも長く一緒にいたいんだよな。




でも、まだ明るいし、遠いからいい。

って断られた。
結構、断られるのってショックなんだな…。

俺がこういう思いをする事になるなんて、考えたこともなかった。



今なら、俺に群がる女子達の気持ちがわかる…。

まぁ、態度を変える気はないけども。





「げっ、何笑ってる、ってかニヤケてんだよっ、気持ち悪ぃー……」



俺が一人、昨日の余韻に浸っていると、
圭馬がやってきて、いきなりの毒舌。


ニヤケてたか!?
って、せっかく人が気持ちのいい余韻に浸ってるとこだったのに、邪魔しやがって。