「薗花はそれでもいいか⁇」



「私は何でも構いません、」



「よし、それなら芙夏のその案、認めよう。
時間がかかるかもしれないが、期待しているよ、頑張ってな。」




「ありがとうございます」



そう言って、芙夏君が頭を下げたので、私も一緒に頭を下げた。




「じゃぁいこうか、薗花さん」



「ふぇ?」



いきなり芙夏君に話しかけられたからビックリした。


そうすると、芙夏君は私の腕を引っ張って、理科準備室を出た。



歩いて、歩いて歩いて、図書館の7階についた。

一言も何も話さず、その割に手はずっと握られたままきた。




何⁇
何かするの⁇




「はぁーあ、疲れた。」



芙夏君が大きなテーブルの椅子に腰かける。
私も芙夏君の真正面に座った。






「お前さ、課題研究、選ばれてたんだな。今日会って本当にビックリした。」



芙夏君は本当に驚いているみたい。
様子だけどね