地味女と優しい王子の共通点





今……何て……?
純平が………私を……………好き⁇




「珠実はいつも一人で抱え込んで、一人で頑張ろうとしてるよな。
そんな珠実を守ってやりたいし、助けたいんだよ…
俺は珠実が好き。
こんな時に言うのもどうかと思う。
でも好きだ。
付き合ってくれないか?」




私には幸せすぎる言葉だ。
でも………。




「私なんか…純平に相応しくないよ……
私みたいな汚い子……純平には……っんっ」





何!?唇に温かくて柔らかい物がっ………
私…純平とキスしてる?




「ぷはっ!!純平っ…?」




一分間くらいして、ようやく解放された。長いよぉ…///




「俺さ、珠実が汚いとか穢れてるなんて思った事ねーよ⁇
俺は珠実の全部が好きなんだよ。
珠実の言う汚い所、穢れてる所を含めてだ!!」




あぁ……私は本当に幸せ者だな…




「こんな私で……いいの?」




いくら純平に言われても、なかなか信じれない。
私が自惚れてるわけじゃ、ないんだよね?


「あーーっもう!
何言ったら信じてくれる?
俺は本気で珠実のこと好きなんだよ。
だから付き合ってくれ。」




「……純平っ……。
こんな私でよければ……付き合わせてください。」




「変な返事」




そう言って笑う純平…カッコよく見えてきた。

純平がモテるのは知ってたけど、私は今までそういう、恋愛感情の目で純平を見ていなかった。

だから、すごく新鮮…。