ガタッ



「っ!!!!!!」



玄関の開く音がした。



嘘でしょ⁇入って来たの?
それに、何で鍵が閉まってないの⁇
父親は…閉めて行ってくれなかったようですね…。

もう…最悪じゃん…。


私…死ぬのかな⁇
強盗に入られて、殺されるのか…バスローブ着て死ぬなんて…見られるのも嫌になるや…



足音は近づいて来て、リビングの入口で止まったみたい。



短い間だったけど…楽しい事もあったもん…。




過去の記憶を辿ろうとしている時、リビングのドアが開いた。



入って来たのは………


純平だった。




「純……平………」




「おまえっ!
いたのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いたなら返事しろよな!!!!!!
って…何だよその格好…」




バスローブを羽織った状態なのが気になったのだろう。
しかも、朝に着ているから。


純平は私が寝起きの悪い事をしっている。
そんな私が朝風呂なんかに入るわけがない事を。



「珠実⁇……何かあったのか?」



そう言って、純平に腕を掴まれた。すると、反射的に私は…



「嫌っ!!!!!!……」



純平を拒否ってしまった。