倒れる寸前に純平が私を抱き上げてくれたおかげで、顔から落ちずに済んだみたい。
でも、純平の細い腕なんて、重すぎる私の体のせいで折れちゃうよ。
早く下ろしてもらわないと。
「珠実⁇
またボーッとして。
そんなんだからドジなんじゃねーの?」
「それ言えてる」
純平が私をからかって、心愛もそれに乗っかって爆笑してる。
「珠実⁇大丈夫⁇
よかったわね、顔から落ちなくて。」
人ごとのように笑って言う心愛。
「怖かったもん……」
「やっと喋った。
だからちゃんと助けてやっただろ?
感謝しろよなー」
片方の口角だけを上げて、意地悪に言ってくる。
「はいはい、感謝してますよーっだ。
ていうか、下ろして!!!!!!
純平の腕が折れちゃう!!!!!!」
「は?何言ってんのお前。」
純平が私が何を言っているかわからないという風に私の顔を覗き込む。
「とりあえず、早く下ろしてぇーー!」

