私は昨日のこと、今考えてることを全部話すことを決心した。



「実はね……」



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「なるほど…とりあえず、男子にバレちゃったんだ…変装。」



「うん……」




心愛はこう見えて、喧嘩っ早い。
殴り合い、とかそういうのじゃないけど、喧嘩とかになると口は悪くなるし…(苦笑)


だから、念のために芙夏君の名前は伏せておいた。



「珠実……あなた…変装してる事がバレて、素顔を男子に見られちゃった事が嫌だったんじゃない?」




「えっ⁇」



嫌な事があったのかもしれないとは思ってたし、思ってた事も心愛に言ったけど……。
え?

素顔を見られた事が、私の嫌な事⁇




「珠実……まだトラウマ…引きずってるよね……
というか…あれはトラウマというより最低な事だったと思うけどね…」




心愛の顔がだんだん曇っていく。
私を気遣ってくれているのだろう。



「私も…こんなに引きずってるとは思ってなかった……大概、忘れてるかなって…思ったけど……考えれば考えるほど思い出しちゃう……」