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ガラッ



先生が出て行ってから、数分もしないうちに、誰かが保健室に入って来た。
すると、またカーテンが開いた。



「たま?」



心愛が心配そうな顔で覗いてる。
そんな顔も可愛いから困ったものだ。




「ごめんね。心配かけて」




「うぅん………よかった……」



心愛は本当に安心したようで、頬が緩んでこれまたラブリースマイル!

すると、私の眠るベッドの近くにあった椅子を私と会話が出来る距離に持って来て、腰掛けた。



「本当に心配したんだからね?
まさか高校にもなってこんな事になるなんて思ってなかった…」



心愛の表情はかたい。




「そうだね…」




「本当は…珠実のためにも聞かないでおこうと思ったんだけど…
私がそれだけじゃ納得できそうにないの。

珠実が倒れるかくらいまで追い詰めた事が何なのか。
ちゃんと聞きたいの。」



心愛はそんな風に考えてくれてたんだ…


勘はとても働くし、とても気にかけてくれるし、私にはもったいないくらいの幼なじみだよ…。