想いを馳せながら、
家の辺りを散歩していた。



ソナタとの家は.
10分という近いところにあっても
1度も会えず会いたい…切実なものだった。



会いたいけど、家に行く勇気もないし
わざと行っても会ったら誤解されてしまう。


何を話したらいいかも分からない。
どんな顔をしたらいいかも分からない。



そんなことばかりを考えているうちに、
何故か来たのは
ソナタと、成人式のあとに暖をとっていた公園。


そう、ソナタの家の真裏だ。


あとには引き返せないようだ。
バレても仕方ないと腹をくくった。