君がいれば

苦しくなったのか唇を外した
ソナタは涙目だ。



「何がしたいの?」


僕に問いかける目。



困惑しているに違いない。


出会って間もない僕が『好きだ』ってことも
『ヒトメボレした』なんて言えるわけなく
しどろもどろになりながら
「気になる存在だ」と遠まわしに言葉で伝えた。



「え...」


僕の気持ちは固かった。


ソナタの両肩を抱いて
自分の方へ寄せた。