「はい...」


「この子のどこがいいの~?」とまで...。


「優しくて可愛くて...」あまり言えなかった。
全てが好きなのに。

口から心臓が飛び出そうなくらいに...。



「ゆっくりしてってね~」と、どこまでも
優しいお母さんだ。



僕は、ソナタに連れられるがまま、2階へあがる。



「ソナタ...今日はごめん...」


「もう、大丈夫...」


「ソナタ、もう一度だけ教えて。
自分の気持ち。不安なんだ...。」


「白馬の王子様が好きだよ。」


「それ誰?」