その日から圭はよくあたしの家に遊びにくるようになった。


毎日というほど夜中にもきていた。


あたしは受験生だった。しかし勉強なんか全然しなかった。

姉の友達や圭先輩とたばこを吸い遊びほうけていた。


あたしの親の怒りも頂点に達した。

ある日いつものようにみんなでトランプをしていた。

「うるさい!帰りな」

お母さんが怒鳴った。

笑っていた声が静まり返った。

そして姉の友達が

「ぢゃまたくるよ!」といい帰っていった。

「俺も帰ろうかな」
圭がいった。
「ぢゃぁ途中まで送るよ」あたしはいった。


そうして二人で夜道を歩いた。