キケンな花嫁修行〜結婚相手が二人!?〜四ノ宮蓮編


目を覚ますと、私は知らない部屋のベッドの上だった。

ゆっくり体を起こすと、ズキン、と頭が痛む。

そうだ、私飲み過ぎて……


「蓮さんは……?」


眠り込んでしまう直前、彼の顔が見えた気がしたのに……

今、この部屋には私以外誰もいない。

気だるい体をなんとか立たせて扉の方へ向かうと、ちょうど勢いよくその扉が開いた。


「あ……蓮、さん」

「お前は本当に……」


わ、何か怒ってるみたい。

不機嫌そうにこめかみを押さえる蓮さんは、パーティーの最中とは別人だ。

だけどお酒を飲み過ぎて眠ってしまったんだもの、それも当然か……


「ごめんなさ――」

「蘭にホイホイ着いていくんじゃねーよ」


え……?蘭さん?


「アイツ……お前のこと襲う気だったんだぞ」

「……えぇっ!?」


た、確かに私をここへ運んでくれたのは蘭さんだけど……

そんな素振り、全くなかったのに……