目を覚ますと、私は知らない部屋のベッドの上だった。
ゆっくり体を起こすと、ズキン、と頭が痛む。
そうだ、私飲み過ぎて……
「蓮さんは……?」
眠り込んでしまう直前、彼の顔が見えた気がしたのに……
今、この部屋には私以外誰もいない。
気だるい体をなんとか立たせて扉の方へ向かうと、ちょうど勢いよくその扉が開いた。
「あ……蓮、さん」
「お前は本当に……」
わ、何か怒ってるみたい。
不機嫌そうにこめかみを押さえる蓮さんは、パーティーの最中とは別人だ。
だけどお酒を飲み過ぎて眠ってしまったんだもの、それも当然か……
「ごめんなさ――」
「蘭にホイホイ着いていくんじゃねーよ」
え……?蘭さん?
「アイツ……お前のこと襲う気だったんだぞ」
「……えぇっ!?」
た、確かに私をここへ運んでくれたのは蘭さんだけど……
そんな素振り、全くなかったのに……

