厚切りトーストにトマトのサラダ、ヨーグルトのブルベリー和えそしてコーヒー。



「敦司さん…」



「何だ?」




「これからもよろしくお願いします…」




「私の方こそ…よろしく…」



敦司さんのバリトンの声は上擦っていた。




「…あんなに緊張した夜は初めてだ…」



「・・・」



「…陽那…私はお前を大切にするよ…」


敦司さんは腰を上げて私の唇にキスした。



コーヒーの苦みの味がするモーニングキスだったーーー・・・



私と敦司さんの新たな日々が始まった…