「才華、顔あげて。」 あたしは少し顔をあげた。 「ハル……?」 「好きだよ。才華……」 ハルはそう言ってあたしの後頭部に手を回し、 顔を近づけた。 あたしは目を瞑った。 しばらくしてからハルから初めてのキスが落とされた。 「……んんっ……はるっ……」