「ラーメンってぇ、カロリー高くなくなくなーい? 胃に思いってゆーかぁ、チョー油っぽいですからみたいな~」
「……お前、軽くどこ人だよ……?」
「やっだお兄ちゃん、日本人に決まってンじゃん。ってかさ、今あたしダイエット中なんだよね。
――あ、あたしさ、あっちのファミレスでテキトーにサラダでも食べてくるから、お姉ちゃん達ここ入れば? そんじゃねー」
ポンポンと言葉を投げ出した夏輝は、そのままこっちの返事も聞かず、雑踏へ混じってしまった。
パッと見渡したところ、僕らのいるところから見える範囲に、ファミレスはない。
僕の記憶にもない。
「……お前、軽くどこ人だよ……?」
「やっだお兄ちゃん、日本人に決まってンじゃん。ってかさ、今あたしダイエット中なんだよね。
――あ、あたしさ、あっちのファミレスでテキトーにサラダでも食べてくるから、お姉ちゃん達ここ入れば? そんじゃねー」
ポンポンと言葉を投げ出した夏輝は、そのままこっちの返事も聞かず、雑踏へ混じってしまった。
パッと見渡したところ、僕らのいるところから見える範囲に、ファミレスはない。
僕の記憶にもない。