僕は、どっかりとたたみにあぐらを掻きつつ訊いた。
「デンさんを、ひとりの男と見込んで聞くけど」
「おう?」
「女に、好きだって気持ちをそれとなく伝えるためにプレゼントするには、なにがいいと思う?」
なぜか、デンさんが、固まった。
―
――
―――
――――
―――――
風の中で、真乃が、固まった。
「……」
「……」
沈黙が降りて、風も、やんだ。
そして、
「じょっ、冗談……っ、言わないでよ」
「冗談なもんか」
これも、姉貴じゃ絶対に見せない、姉貴みたいに俯いてしまうんじゃない、ほのかに赤い顔をしっかりと目に焼きつけながら、僕は歩み寄った。強気な表情の癖に、赤い。
とてもかわいく見えた。
「俺は本気だし、正気だ。―――だから真乃、答えろよ」
「えっ」
それから、我ながら卑怯だと思う一言を、放った。
「俺は、俺の悩みを話したぞ。こたえろよ、真乃」
―――――
――――
―――
――
―
「デンさんを、ひとりの男と見込んで聞くけど」
「おう?」
「女に、好きだって気持ちをそれとなく伝えるためにプレゼントするには、なにがいいと思う?」
なぜか、デンさんが、固まった。
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風の中で、真乃が、固まった。
「……」
「……」
沈黙が降りて、風も、やんだ。
そして、
「じょっ、冗談……っ、言わないでよ」
「冗談なもんか」
これも、姉貴じゃ絶対に見せない、姉貴みたいに俯いてしまうんじゃない、ほのかに赤い顔をしっかりと目に焼きつけながら、僕は歩み寄った。強気な表情の癖に、赤い。
とてもかわいく見えた。
「俺は本気だし、正気だ。―――だから真乃、答えろよ」
「えっ」
それから、我ながら卑怯だと思う一言を、放った。
「俺は、俺の悩みを話したぞ。こたえろよ、真乃」
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