あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー





「ありがとう…相瀬くん。心配してくれて……
自分で何とかするから…大丈夫……」



わたしは、そう言ってこの場を去ろうとした。




だけど……




「野崎……待って……」




相瀬くんに腕を掴まれた。




…………?




「そんな顔してるやつ……ほっとけない……」




相瀬くんは、ポツリと呟いた。




「野崎は…いつもそうやって、溜め込むの?
……本音を…隠すの…?」




「………っな、何が……」





相瀬くんは、わたしの心を見透かしたように言った。




「だって…野崎……助けてって顔してる」




う、嘘だ……わたしは、隠すのが得意なはず……



いつも隠し通してきた。




だから、気付かれるはず……ない。