「ふぁぁぁ…すいません。」
「聡、眠いの?」
「さーちゃ?さーちゃねむむ?」
「まぁ、はい。元はそれでサボろうかと。」
朝、輝たちにも言ったけど、
睡眠時間2.5時間なんだよ、俺。
そんで、さーちゃって俺のことですかね?
理玖先輩、電波系なんですね。
「生徒会室には仮眠室もある。使うといい。」
「え、いいんですか?」
「生徒会室内の最高責任者の僕が許可しているんだ。誰も僕には逆らえない。」
…最近、焔先輩が
某バスケ漫画の赤髪オッドアイ部長と被るんだけどwww俺だけですか?www
ちなみに俺の中でそのキャラは総受けかなぁ。
茶髪でビビりな図書委員の彼とのCPも好きですがww
そんな妄想を打ち切るように中宮先輩が
口を開く。
「今日は俺との約束もある。寝とけ。」
中宮先輩との約束が延期されることはないですね。
「僕、さーちゃ、寝る!いこっ!」
ーーーグイッ!!!
「え、ちょっ…?!」
気に入った人にしか懐かないんじゃ?!
ーーーバタンッ!!!
「寝よ?」
生徒会室の仮眠室には天使も付いてるんですか。
白髪に濃い瑠璃色の瞳の理玖先輩が
微笑みながら首を傾げればそんなの、
ーーーそんなの!!!
可愛いに決まってるじゃないか!!!
「うわああああああ◇■▽★◎?!?!」
鼻血ぶっしゃーーーー!!!

