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放課後。
いつもはとっとと帰るんだけど、
今日から残ってテスト勉強をしようという事になって。
「違う。ここにXを代入するんだ!!」
「はぁ?なんでこんなとこに入れんだよ?!」
はぁ…。相変わらず、うるさい奴ら。
「お前らここが図書室だって分かってんの?」
「「あ…。」」
周りからの視線が痛ぇよ。
2人は気づいてなかったみたいだけど
俺にはグサグサ刺さってるから。
むしろなんで気づいてないわけ。
中には
「あの2人いつも一緒にいるよね…。」
「やっぱり…そうなのかな…。」
「友達にしては…ねぇ…?」
なんて、俺の同志(腐女子の方)の声も聞こえてる。
やっぱ、腐ってる人からしたら、
デキてるように見えるよな、この2人。
「つうか、瑞樹ほとんど自分の分できてないじゃん。」
「うっ…。」
「別に気にしていないが。」
「…本人が気にしてないならいいんじゃね。」
どうぞ、いちゃいちゃして下さいな。
輝は手伝ってもらわないとヤバいしな。
こうやって理由付けしていかないと
やってらんねえ。
なんでって?―――まだ内緒。

