「やめてとか言いつつ
聡のここ、グチョグチョじゃん♪」
「初対面の奴にヤられる気分はどうだ、聡？」


焔先輩がするりとシャツの中に手を入れてくる。


「焔、先輩っ！…ﾊｧ…ﾝｯ」

何とか阻止しようと手で押し返すけど
薬のせいで意味をなさない。



「薬が入ってなくとも、お前のひ弱さでは抵抗も意味がないと思うけどね。
にしても、邪魔だな。」

そういうと、いとも簡単に
俺の両手をネクタイで縛られる。


「ついでにこっちもだ。どけ羽玖。」
「まだ１回もヌいてないけど？」
「分かってる。」
「わー、１回もヌカないまま縛るとか
千歳マジで鬼畜。聡カワイソ。」
「そう言いつつ、顔がニヤけているぞ、羽玖。」


そんな会話をしながら
俺のムスコさんの根元が縛られる。
これで俺はイケないわけだ。


…あのね、２人とも十分鬼畜だから。

あぁ、もういいや。


「羽玖、ﾊｧ…お願い…ﾊｧ…苦しぃの…」
「――聡は、こうじゃねぇとな。」
「俺の事は除け者かい？聡。」
「焔せ…んぅ…、」

口が、焔先輩によって塞がれる。

「っ、俺の事も名前で呼べよ。」
「ふはぁっ、…ち、とせ…？…ﾊｧ、ﾊｧ…」