あ、ヤバイわ。
先輩が嬉しそうに俺の事
置いて颯爽と前方3m先を歩いてらっしゃるww

先輩があの顔してる時は
ヤバい時だからww


「せんぱーい、待ってくださいよーんww」


笑ってるけど、俺は別にMとかじゃないからね?!


☆:;;:・:;;::*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;:;;:*:;;:・:;;:☆



電車に揺られ、
先輩に置いてかれ(原因は足の長さだなんて俺は認めない。)

そして着いた先は、

「…どこ?先輩の家じゃないし。」

降りた駅が違ったから
分かってはいたけど。

先輩は双子の弟さんと
アパートで2人暮らし。
それでも、広くて綺麗な部屋だから
羨ましい。


でも目の前にあるのは
ご立派な一軒家。
でも、豪華です!って威張っているような感じではなく、さり気なく上品な感じ。


表札は…

『Homura』

…ほ、む、ら?


ピンポーン♪

「どちら様でしょうか?」
「あ、俺です、俺。」

先輩、対応が雑!!!
普通だったら開けてもらえないよ?!!

「あ、中宮くん?鍵開いてるわよ。」


…女?
声からして年上だと思う、若めの…。

え、マジで誰の家。