つか早く行かないと…。
「わり、急用入ったから帰るわ。」
「本当に急だな。」
「今日は用事ないって言ってたじゃんかよー!」
「また今度奢るから、なっ?
んじゃ、そーいうことで!」
荷物を持って飛び出た俺は
部屋に残った2人が
「そんなんじゃなくて…」
「もっと3人で居たかった、な。」
なんて嬉しい事、見つめ合いながら
言ってくれてるなんて
ちっとも思わなかった。
「聡のばかやろーーーっ!!」
っていう輝の声は聞こえたけどな。
今度シバくww
☆:;;:・:;;::*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;:;;:*:;;:・:;;:☆
あ、いた。
先輩、金髪だから目立ってる。
まぁ、とっても似合ってるけど。
「…おせーよ(ニッコリ」
「すいません。
…汗だくになってここまで来た俺に
普通そんなこと言います?」
「あ゛?」
本当に先輩っていい性格してる。
この腹黒イケメンが
先ほどのメールの送り主、
中宮 羽玖[ナカミヤ ハク]先輩。

