無口な彼女




そういった、カナコの声は、少し楽しそうに聞こえた。



__________スッ



「失礼いたします、ご指名のカナコでございます。」



その席につき、そういうと、カナコの顔つきは変わった。



__________スッ



「こんばんわ、ご指名ありがとうございます、カナコです!今日は沢山楽しみましょう!」



さっきの態度からは想像できないような、可愛いらしい笑顔。



「カナコ、こっちへこい。」



「はい。」



「お前は下がっていいぞ。」



威圧感のある声。



…コイツ、ヤクザか。



私は、目を見てそう思った。