【俺様番外編】役者達の日常

でもあの頃みたいに素直になれない。



少し大人になった僕は汚い事を覚えたから。



「めちゃくちゃカワイイよな~!!」

「そう?僕が落として来るから見てて」

「マジで!?詩が口説くのか!?」



本当はギュッて抱きしめて『おかえり』って言ってあげたい。



でも僕、蕾ナシの3年で変わったんだよ。



「蕾」

「詩君…」

「僕の彼女になる?僕の為に戻って来たんでしょ?だから…僕のとこにおいで」

「ごめんね詩君…」

「そう思うならやり直そう」

「あたしでイイの?」

「蕾がイイ」



ほら、抱き着いて来た。



ね、僕が口説けば皆落ちるんだ。



「身長あんまり変わってナイね蕾…」

「詩君は大きくなったね!!」

「おかえり…」



ウソウソ、本当に愛しいの。



素直になったよ。



だって僕、蕾がいなくなった日から1日も思い出さない日はなかったから…。