莉子を乃彩と呼んでしまったのは本当に無意識…。



やっぱり俺最低…。



「莉子?」

「話しかけんな!!」

「マジごめんって…。言い訳すると今乃彩の事吹っ切れたんだなって考えてて…。」

「バカ!!アホ!!」

「マジごめんね?」

「イイもん…。Noaよりもいっぱい抱きしめて…。」

「ごめん…。」



こうして乃彩の事は吹っ切れた。



誰も乃彩の代わりになんてなれない。



でも俺は乃彩より莉子が好き。



「タツ…っと…。秀吉、お風呂入ろう。」

「今タツキって言おうとしなかった?」

「するわけない。」

「お互い様じゃん!!」

「あたし言ってないし!!」

「言おうとしたし!!」

「じゃあ一人で入る!!」

「待て待て!!一緒に入る。」



似た者同士。



俺達はきっともう大事な物は失わない。



「秀吉、減量メニュー作った…。」

「マジで!?やっぱり莉子大好き!!」

「Noaに負けないもん!!」




END