わけもわからないままにリングに上がる俺はいつの間にか全勝。



気が付けばビックリするほど人気者になってた。



「すっげぇ蹴り…。」

「そう?」



ライバルと言われてるユキトとは実は飲み友達。



1回戦ってから仲良くなった。



基本的に日本人格闘家とは仲良しだったりする。



「でもアレだよな~、美容師に負けるとかなくね?」

「その話はすんなよ…。」

「だって実際忘れられてねぇんだろ?」

「当たり前っしょ…。俺がどんな気持ちで乃彩を手放したと思ってんだよ…。」

「で?やっぱモデルはよかった?」

「………よかった。あぁぁぁぁぁ!!まだ好き!!」



乃彩を忘れられない俺を誰か助けてください…。



めちゃくちゃ飲んで忘れようにも忘れられない…。



「飲み過ぎ!!」

「ユキト、ナンパしに行こう!!」

「柄じゃねぇ事すんなよ…。」

「いざ出陣!!」



酔い過ぎてて記憶がナイ…。