それからしばらくしたある日、久しぶりに遥達が俺の前に姿を見せた。



学校に行ってナイらしいな…。



「リズの部屋行ってイイ?」

「行ってどうする?」

「俺達…ちゃんと立ち直る…。」



そう言う遥の目は少し悲しそうだったけど、それ以上に強い光が見えた。



もう大丈夫。



「えっ!?凄い…。」



部屋から聞こえたリズの少し元気な声。



陸斗の脳天気な笑い声と響と遥の強い意志。



「俺達、リズの事一生守から。」

「これからはお前が俺達の姫だ。」



その日のうちに4人で1つの歌を持って来た。



これ…。



「俺達、デビューしたい。誰にも負けないグループになってリズを守る。」

「俺達が立ち直るには音楽しかないから…。」



リズムに向けて作った曲と4人の強い光。



そのまま事務所に連れてった。