背が高くて見上げなきゃならない金髪中年ヤロー。



「いてぇんだけど。」

「謝った。」

「それじゃ足んねぇ。」

「は!?俺から金取る気か?」



優しそうな顔なのにオーラが物凄い事に気づいたのはその時…。



殺される…。



一瞬そう思った…。



こうなりゃやけっぱち。



掴んだ腕を引っ張って駐車場の影に来た。



「何だよガキ…。」

「お前どっかの組と繋がりあんのか?」

「あ?組?」



そっちの筋の奴じゃない。



もう引き下がれない。



握った拳に力を入れて殴り掛かった時…。



金髪親父の長い足に蹴られて思い切り吹っ飛んだ…。



初めてこんな重い蹴りを…。



コンビニの壁に身体を打って一瞬息が止まった…。



「弱いくせにバカなんじゃねぇの?」

「う、うるせぇ!!」



何回も立ち向かうけど全く当たらないパンチ…。