遥の部屋に入ると机の上には書きかけの詞と灰皿に溜まったタバコの吸い殻。



相当イライラしてるみたい…。



しばらくするとカチャッとドアが開いて遥が部屋に戻って来た。



「やっぱり来た。」

「歌詞、途中までイイ感じだよ?」

「途中からメチャクチャ。」

「うん。」

「まぁイイや。」



グッと引っ張られてベッドに倒れ込んだ。



遥発情期…。



「イイ?」

「ダメって言ったら?」

「書けない…。」

「イイよ。」



ストレス発散?



それともリズはただの都合のイイ女?



初めはそう思ってたけどそんな事はいつの間にか考えなくなってた。



だって遥がリズで大きくなれる気がするんだもん…。



響達から言わせるとリズ達は変わってるみたいだけど…。



「リズ、もっと声出して…。」

「やだっ…。」



今日は荒い…。



って事は結構イライラしてますね。